●睡眠時無呼吸症候群

 大きないびきをかく人に多く、昼間の眠気、夜間の目覚めや息苦しさ、起床時の頭痛や口内乾燥などの症状があります。放置すると不整脈や高血圧をひきおこし血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなるとされています。診断基準は10秒以上の無呼吸低呼吸が1時間あたり5回以上で、それが40回以上の重症の場合には持続的陽圧呼吸装置(CPAP)の適応となります。当院では簡易型在宅無呼吸検査装置を用いて入院せずにご自宅で一晩検査をしていただいて診断しています。CPAPの管理も行っています。

●顔面神経麻痺

 突然顔の片側の筋肉が麻痺して、目を閉じられなくなったり、口をしっかり閉じられなくなったりする病気です。これは通常耳鼻咽喉科で治療する病気です。まれに脳に原因がある場合がありますが、神経内科や鍼灸院でみるものではありません。重症か軽症かを見極めることが重要なので可能な限り早く受診して下さい。この病気を「顔面神経痛」という方がいますが、顔面神経麻痺は痛みはありませんので、顔面神経痛という病気は存在しません。ちなみに顔面の痛みを伝えるのは三叉神経なので三叉神経痛という病気は存在します。

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